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やまけん組メンバーによる映画制作日記です。
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銀行強盗に立てこもられ絶体絶命のフリーター・タカシ。ところが突然、銀行強盗のリーダー・シュウヤに「仲間にならないか?」と誘われる。タカシは刺激のない今までどおりの日々を選ぶのか?スリルある逃亡者を選ぶのか?
ProjectYamakenの2001年から2004年にかけて制作した短編3作品を収録。津田寛治さんとも共演。
【短期連載】キヲクドロボウの作り方-012アフレコ
すっかりご無沙汰しておりました。
「年末年始は忙しい」を隠れミノにずっぽりとブログの更新を休んでおりました。明けましておめでとうございます。

前回のブログで「キヲクドロボウの作り方はまだまだつづくよ!」とか言っておきながら本日で一応の最終回になることが判明しました。

バラエティー番組みたいな引っ張り方をしてすいません。

とはいえ、皆さんの質問に答えたり、hajのCGメイキングなども突発的に行われるかもしれませんので、適度に期待しておいて下さい。

また、イヤと言われてもこのブログ自体はズルズルと続いていきますので今後とも眉間にしわを作りながらお楽しみ下さい。

というわけで、メイキングまいります。あ、ひーふーみー♪

■2006年5月16日
編集開始
撮影した120本を超えるテープの取り込みと同時進行で編集作業を進めていきました。最初は大まかに全体を順番に繋げただけの「荒編集」というのを行います。まずは大ざっぱに全体像を描いてからディテール(細かいところ)の作業をしていかないと全体のバランスが撮りにくいからです。

絵でも、プロの画家や漫画家は鉛筆で薄く全体像を描いてから、細かい作業に入るのと同じです。いきなり一部だけを丁寧に書き始めると、最終的に全体が用紙に収まらなくなったりするのを防ぐためです。

脚本でもありがちです。後先考えずいきなり冒頭から書き始めて後半つじつま合わせに追われるというのは私も良くやってしまうパターンです。
ちなみにこのブログも全体像をおおざっぱに書いておけばいきなり最終回という事にならずにすんだわけです。

荒編集をしておおざっぱに全体が出来るとhajが具体的なCG作業に入れます。私が相変わらずグダグダしていたおかげでずいぶんとhajを待たせてしまいました。すいません。

音楽
また、小林もこの荒編集を元に音楽を作り始めてくれます。
とはいえ最終的には音楽はドンピシャリと映像にあわせたいので、急いで細かい編集作業へ進んでいきます。

CGカットは素材と合わせてみないと感覚がつかみにくいのでhajの作ったローポリゴン(時間のかからない簡素なCG)でタイミングを合わせカットの長さなどを調整していきます。

キヲクドロボウは荒編集の際、2時間以上にふくれあがりましたがその後hajと再考に再考を重ね1時間半まで短くしました。
方法としては、まるまる1シーンを取り除いたことと、余分な間を少しずつ削っていきました。

現場で撮影した者としてはどうしてもその一瞬一瞬に思い入れがあり、長い間で繋ぎたくなってしまいますが、そういった思い入れは見る人にとっては無用で、言うならば「他人の子供の運動会ビデオ」並に退屈です。文字通り「思い切る」必要があります。

私はこの思い入れが無意識に強い方でついつい無駄な間をとってしまうのですが、冷血非情なhajや加納に背中を押され頑張ることが出来ました。映画のためなら人情を捨てる、ああいう人達が天才なのだと思います。

とはいえ、全ての間を取り除くと情緒もへったくりもなくストーリーを追っただけのつまらないものになってしまうので難しいところです。

■2006年6月24日
お片付け
撮影が全て終了し、荒編集も完成し、取り漏らしがないことが判明したので効果音録音に必要な物と使い回せる高価な物を残して小道具や衣装を処分しています。
本当ならば思い出の品々を保存しておきたいところですが、我々には倉庫を長く借りているお金もないのです。無念。

■2006年7月19日
銃の音
とある公共施設(和室)にて効果音を録音しているところです。この写真では銃を構える音を録っているのだと思います。
キヲクドロボウは音にも映画らしさを取り入れたかったので、現場での録りっぱなしの音ではなく改めて効果音を撮り直しました。

録音
ここでは、役者さんが動いたときの衣すれ音(服が擦れる音)を録音しています。

現場での撮影では収録されないような音も後からしっかり入れてあげると、映画っぽさがグッと出てきますし、役者さんの動きにもメリハリが付きます。

主役にスポットライトを当てるように、音で動作を強調すると言うことも大切な演出です。

キヲクドロボウの音全般に関しては、音楽担当の小林が全て監修、作業をしてくれました。彼がいなければ私の考えも机上の空論で合ったことは間違えありません。

効果音制作
また効果音はコンピュータなどで作るわけではなく「チーム音職人」と名乗る、けいさくさんを中心とした効果制作チームが画面に合わせて様々な物を叩いたりこすったりして音を作ってくれたのです。

靴の音
この効果音録音作業は日々徹夜で、画面になかなか音が合わないと街に繰り出して音の材料を探したりもしました。

■2006年9月1日
アフレコ
レコーディングスタジオでアフレコ収録です。役者さんに再び集まってもらい映像に改めて声を入れてもらっています。

もちろん同時録音もしているので、アフレコではなく現場でのセリフを使いたいところです。ところが我々が使っているマイクが安物と言うことと、撮影環境上どうしても雑音が入ってしまい結局ほぼ全てのセリフがアフレコになってしまいました。

アフレコはどうしてもタイミングをしっかりと合わせるということに意識してしまうため、なかなか演技がのりません。セリフをしっかりと映像の口に合わせ、現場の雰囲気を再現するのは頭で考えている以上に難しいことです。

タロー&オンナ
そんな大変なことをほぼ全ての出演者にお願いしてしまったので我々としては「アフレコにして良かった」と思ってもらえるくらいに頑張らなければならなくなりました。そこで、キヲクドロボウは全アフレコを活かし5.1chサラウンド(分からない人は調べてね)に挑戦することにしたのでした。

というか、小林がかねてからやりたがっていたというのが本当なのですが…

■2006年11月18日
小山剛志アフレコ
この効果音録音とアフレコは結局11月いっぱいまで続けられました。
結果的に、役者の皆さん、チーム音職人が一生懸命吹き込んでくれた音素材を小林が見事に調理してくれたおかげで、自主制作映画とは思えないほどしっかり演出された音の付いた作品になりました。

正直、音と音楽の付いたキヲクドロボウを小林の家で初めて観たときは泣きそうになりました。
まだhajのCGが全てちゃんとついていなかったのですが「あ〜映画になってるな」と感激したのです。

そして、我々が音楽に奮闘しているこの間、ずっとhajはCG作業をしていたのです。それは地獄のような日々だったと聞きます。我々も大変でしたがhajはもっと大変だったと聞きます。
なにせ、10月の後半から完成まではイスの上でしか眠ったことがなかったと言うのですからただ事ではないのですが、その部分に関してはいずれhajの口から語られるのだと思います。ご期待下さい。

そうして、完成した音楽、効果音、アフレコ、CGが撮影した素材に盛り込まれ立派な映画として2006年12月9日にスキップシティーにて関係者試写会として上映されたのでした。

めでたし、めでたし。

「キヲクドロボウの作り方」では、皆様の質問お待ちしております。連載は終了しましたが引き続き皆様の質問になるべく答えていこうと思っています。しかし、答えられる質問と答えられない質問があります。大人の対応と言うことでご理解下さい。

ご質問はコメント欄。またはお問い合せフォームよりご応募下さい。
※コメント欄へのご質問時にはネタバレにご注意下さい。ネタバレコメントは削除させていただく場合があります。

すでに、ご覧になられた方。まだご覧になられていない方どちらの方でも大歓迎募集中です。CGに付いての質問はもちろん石田監督がお答えしますのでドシドシお寄せ下さい(無責任)。
| 20:05 | コメントを書く (2) | トラックバック (0) |
【短期連載】キヲクドロボウの作り方-011撮影延長戦
さて、残すところあと1日となりました。キヲクドロボウ上映。
本日も声をからして駅前でチラシを配っておりました。すでに下北沢駅前の名物にでもなった気分です。
毎日やっていたおかげで「いつもいる駅前のあのおかしなやつは何だ?」という感じなのかチラシを受け取ってくれる人が増えてきてうれしいです。

継続は力なり

才能のない私はこの言葉を信じるしかありません。

ということで、現在もチラシ配りを休んでマンガ喫茶からのブログ更新です。
メイキング参りましょう。撮影延長戦です。

メインキャストはクランクアップしたもののまだまだ撮影が残されております。主には雨などで撮影日が延長されてしまったものや、季節・天候の都合で撮れなかったものが残っています。

それらは年明けに行われました。
年末ですべての撮影が終わる予定だったので、この時点でスケジュールを組みなおしました。撮影を行いながら編集作業の一部を並列して行おうということになったと思います。

■2006年1月12日
20060112.jpg
レムバンクシステムという記憶保存技術をプレゼンテーションする会場のロケ地の視察です。

またもスキップシティーさんです。とっても安価でお借りできました。ホント助かります。ここをお借りするのに年明けまで待つ必要があったのです。

このおよそ300席ある会場をどうやって埋めようかという算段を練ります。
スタッフの友達をかき集めようにも場所が埼玉県の川口市です。なかなか藍を運んではくれません。さ〜どうしようか…

■2006年1月15日
20060115_002.jpg
そして当日がやってきました。スタッフもスーツ姿で観客の数を増やします。なんと隊長役の小山剛志さんまでスーツで参加してくれました。熱い人です。

とてつもなく観客エキストラの人数が不安だったのですが、なんと30人以上の人が集まってくれました。以外にみんな友達いたのね…と思いました。

とはいえ、300席を30人で埋める事はできません。
そこで、下の写真のように座席を移動してもらい3パターンの映像を撮ります。

20060115_002.jpg

この3つの映像をそれぞれ切り取ってパソコンで合成します。

20060115_002.jpg

するとアラ不思議…

20060115_002.jpg
お役様満員御礼となるわけです。

アナログのフィルム時代から受け継がれている古典的な技術ではありますが、効果は抜群。安定力も抜群です。温故知新です。

20060115_01.JPG
そして、その夜には場所を新宿に移して宴です。ほとんどの撮影が終了したということで打ち上げってなもんです。役者さん大集合です。

20060115_02JPG.JPG
助監督がドサクサ紛れに正木さんの隣をゲットしています。まぁ、彼女はとってもがんばってくれたのでこの日くらいは大目に見たいです。

20060115_04.JPG
このポーズはなんらかの秘密結社の合図でしょうか?

20060115.JPG_03.JPG
小山隊長ものりのりです。私がおかまっぽいのはどういうわけでしょうか?

■2005年2月1日
20060201_01.JPG
撮影が終わったのもつかの間、監督二人はすぐさま取り込み作業とCG製作にはいります。

20060201_02.JPG
スラッシュの3Dモデリングです。それまで3Dで人なんかほとんど作ったことがなかったhajが数日でこのレベルに達してしまうのだから驚きです。もちろん私には見せない努力が山とあるでしょうが。

20060208.JPG
そんな努力の一つがこれです。
タロウの衣装を着てふざけているわけではありません。この写真を3Dモデリングされた正木さんに貼り付けていくのです。いわゆるテクスチャというやつを作っているのです。各方向から撮影します。
後ろでは、我が家のお片づけが行われております。長い間、キヲクの衣装やら小道具やら撮影機材がゴロついておりましたので。

■2005年2月3日
20060203_01.JPG
いまさらロケハンです。

実は戦争シーンの撮影がまったく手付かずだったのです。ロケ地の森を探しています。hajといろんな森を旅しました。

■2005年2月9日
20060209_01.JPG
すいません。実はこのシーンも撮り残していました。

20060209_03.JPG
多忙な小山隊長は合間にご就寝です。

20060209_04.JPG
そして、最後にポスター撮影。最後まで楽しい隊長戦隊でした。

■2005年3月21日
20060321_01.jpg
三浦知之さんです。とても大切な役にも関わらずいまさらキャスティング決定です。実は同じくキーマンのリーサ・グレツキー役の太田美恵さんもこのとき決まっています。

写真が残っていないのですが、この二人のキャスティングのために1度大掛かりなオーディションを行っております。

先ほどロケハンしていた戦争のシーンに出演していただきます。

■2005年4月10日
20060410.jpg
テープの取り込み表です。

20060416.JPG
テープで撮影された映像をパソコンのデータとして1つ1つパソコンに読み込ませていくという作業があります。全部で59本のテープがあるので約59時間分撮影したということになります。

実はこの後、さらにテープは増えていくのですが…

20060411.JPG
撮影したすべての映像をパソコンに取り込むわけではありません。基本的にはOKテイクのみを取り込みNGテイクは取り込みません。
どこからどこまでがOKでどこからどこまでがNGかを、現場で景ちゃんや隼くんが記録をつけてくれていますので、そのノートを参考に取り込んでいきます。

もちろん、編集をしてみてうまくつながらなかったり、アングルが納得いかなかった場合はNGカットも引っ張り出してきて使ったりします。

■2006年4月16日
20060416_01.JPG
まだブルーバックでの撮影がありました。雨で撮影し切れなかった、さいたまスーパーアリーナでのシーンをブルーバックで撮影しています。

ここは、車との合成も多いので、ブルーバックで撮影に切り替えても大丈夫だろうという判断でした。
存在しない車の動きををマイクブーム(マイクを付ける棒)で表現しています。

20060416_03.JPG
ステディカムというカメラの機材を使っています。振り子の原理を利用して手振れを抑えて浮遊感のある映像を撮影できます。加納さんの安産型な下半身が安定感をサポートします。

カメラ移動というのは映像のスケール感やダイナミック感を出す上で欠かせません。本来キヲクドロボウのようなスケール感を出したいタイプの映画の場合、ドリーやクレーンのような移動特機は欠かせないのですが、我々はお金がないので使えませんでした。カメラマンの筋力とテクニックに頼るしかないのです。

■2006年4月18日
20060418_02.JPG
いよいよ戦場シーンの撮影です。スモークを炊いて深い森のようなイメージを作ります。

ロケ地は千葉県にあるスプラッシュというサバイバルフィールドを貸しきることにしました。
サバイバルフィールドとは、エアガンなどでサバイバルゲームを楽しむフィールドで、今回のような撮影にはもってこいでした。

20060418_03.JPG
いい雰囲気が出てきています。ただでさえ森の中のアクションということで危険が伴うのですが、さらにスモークで視界を遮られてのアクションです。ご苦労をおかけいたしました。

20060418_04.JPG
忍びの衆の和希さんもアクション指導に力が入ります。やられていく兵士には忍びの衆の皆様に演じてもらいました。

20060426_02.JPG
そして、すべての撮影が終わりました。かなりのテープ数になりました。

厳密に言うとこれでもまだ撮影は残っています。
カーチェイスシーンとCG合成用の素材動画です。それは、編集やCG製作に入った中で行われてゆきます。

次回へつづく

「キヲクドロボウの作り方」では、皆様の質問お待ちしております。皆様の質問になるべく答える形で連載していこうと思いますが、答えられる質問と答えられない質問があります。大人の対応と言うことでご理解下さい。

ご質問はコメント欄。またはお問い合せフォームよりご応募下さい。
※コメント欄へのご質問時にはネタバレにご注意下さい。ネタバレコメントは削除させていただく場合があります。

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| 21:03 | コメントを書く (3) | トラックバック (0) |
【短期連載】キヲクドロボウの作り方-010撮影後半戦
キヲクドロボウ上映も残すところあと2日!!
まもなく終了と言うことで、本日も平日にもかかわらず沢山のお客さんにお越し頂けたようで嬉しい限りです!!
まだ、ご覧になっていない方はお見逃しのないように!!

と、エクスクラメーションマーク(!)を使いまくって中学生ブログのごとくテンションをあげたところでメイキング参ります。
前回、中盤戦の区切り処を間違えたせいで今回ちょっと長いです。

■2005年11月12日
工場
いよいよクライマックスの撮影が近づいてきたと言うことで、気合いを入れて夜中にロケ地を視察です。

この日は雨が降りしきっていたのですがお構いなしにアングルを探したり、アクションの動きを検討したり、夢中になってやっていました。

会議
ロケ地視察の後、必要な小道具を手配したり、絵コンテに手を加えたり準備を念入りに行っております。それだけ気合いの入ったシーンなのです。

■2005年11月16日
バルーンライト
とても広いロケ地の上に、アクションで動き回る役者さんにしっかり光を当てるため工事現場などで使われるバルーンライトをレンタルしました。

これまで使っていた我々の安物ライトでは動き回るアクションに対応できないための投入となりました。

工事現場で使われる機材などのレンタル会社から借りたのですが、その際に会社登録をしなければならず、とりあえず「やまけん組」と書いたら疑われもせずに登録できてしまいました。名前が建築会社みたいだからでしょうか?

だんのすけ
まぁ、とにかく信じられないくらいに寒かったためカイロ箱買いです。

スラッシュ
我々がどんなに服を着込んでも寒いような状況下で、役者さんはとにかく薄着なので大変です。

休憩時間は、暖かい食事で寒さをしのぎます。

ラスト変更
現場で絵コンテを書き直している私です。

普段はほとんど脚本から話を変えてしまうことはないのですが、この大切なシーンだけは最後の最後まで悩んで、現場で内容を変えてしまいました。結果的には良かったと思っております。

そして朝
そして、朝が来てこの日は終了となりました。とてつもなく寒く辛いロケでしたが、まだこれで終わりではありません。

加納
ホッと緊張の糸が解けて、思わず眠ってしまった彼です。かたわらでお花が咲いているように見えるところがミラクルです。

■2005年11月17日
撮影は続く
翌日も夜になると撮影は始まります。寒さに耐えながらアクションシーンをがしがし撮っていきます。

朝のシーン
珍しい朝のシーンです。夜からぶっ通しで疲労もピークに達しています。

ここでの撮影は3日間連続で行われました。忘れられないくらいに辛い撮影でした。おそらく役者さんも全力を出し切ってくれたと思います。

しかし、数日後、私とhajは追加撮影の決断をします。
一度終わったと思ったシーンをもう一度と言うことは役者さんにとってとんでもなく大変なことですし、タブーです。
それでも、撮影した映像を粗編集してみた結果、どうしてもとお願いすることになったのです。本当にすいませんでした。

役者さん達は「大切なシーンだからしっかり撮ろう」と言ってくれました。本当に嬉しかったです。

その撮影は、ほぼ1ヶ月後に行われることになります。

■2005年11月19日
ダビング
撮影したテープはすぐさまダビングされます。万が一撮影したテープが破損してしまっては全てが台無しになってしまうのでバックアップをとるのです。

役者さんが命がけで演じてくれたシーンが入っているのです。我々にとってそのテープほど重要な物はありませんからしっかり保存するのです。

焼き肉
森川さんがスタッフの元へ遊びに来てくれました。みんなで焼き肉です。

アホまじめな私は撮影前や撮影中に役者さんと飲んだり食べたりをあまりしません。しかし、それは間違えであるなと最近反省しております。
なるべく役者さん達とコミュニケーションをとることで、物事が円滑に伝わることがあるんだと、この作品を通して感じました。でもほどほどにと思います。

■2005年11月21日
セキュリティー達
レムコーポレーション本社をセキュリティーが警備するというシーン。

とにかくセキュリティーの人数が必要だったので、スタッフや某大手広告代理店の方や見学に来ている近所の人などにまでセキュリティーの衣装を着てもらい撮影しました。
もちろん、カメラに良く写る手前の方は役者さんに固めてもらってます。

記念撮影
どういう分けか私に銃口が向けられていますが、最後にみんなで記念撮影です。迫力です。

■2005年11月23日
バズーカ
あまりちゃんと観られるとショボイのでお見せしたくないのですが、あるシーンで登場するバズーカです。

なんとなくそれっぽい物を組み合わせてそれっぽくしてしまおうと言うのがhajを中心とした小道具制作班の常套手段です。
これも、いくつかのモデルガンのパーツを組み合わせてそれっぽくしています。

■2005年11月25日
石田家
ついにはhaj監督の家で撮影です。

ご近所の方の迷惑にならないように、最少人数での撮影でした。監督宅での撮影ってのは自主制作のセオリーです。自主制作を名乗る以上はずせません。

■2005年11月27日
レンタカー
レンタカーのトラックにはレンタカー会社のロゴが入ってしまっているので、それをテープで隠しています。こういう地味なところもお客さんからのツッコミの的なのでしっかり対応しておきます。

■2005年11月28日
オレ
中央にいるほっそりしているのは何を隠そう私です。劇中で探してみて下さい。

ブルーバックスタジオでの撮影でした。こういうところに来ると撮影しているぜってな感じなります。大型な照明などが使えてとっても気持ちが良いんです。

車
車まで入れられちゃうスタジオはスキップシティーでお借りしたのです。

いやはや、こんな凄いスタジオを自主制作風情が借りちゃって良いのでしょうか?ほんとスキップシティーは素晴らしい施設です。だからバスの本数増やして下さい。

ポスター撮影
ブルーバック撮影の後はそのままブルーバックを外してポスター撮影スタジオに早変わりです。

正木さん
正木さんかちょいいです。ポスターには使われなかったポーズも多数あり、いつか日の目を見ることを願います。

木村さん
マッチョな木村さんです。

■2005年12月7日
サーバールーム
いよいよ撮影も残りわずかというところで、激しい銃撃戦のシーンです。さいたまスーパーアリーナの搬入口をこれまた格安で使わせていただきました。

パネル
このサーバーのように見えるパネルは、なんと社長役の上山さんの会社で作っていただきました。上山さんは本当の社長さんでもあるのです。

いや〜ん
後ろから見るとハリボテ丸出しです。いや〜ん。

■2005年12月15日
再撮影
ふたたびやってきましたこの場所へ…

どうしても納得のいく形で撮影したいこのシーン。役者さんに無理を言って再撮影です。絶対に成功させなければなりません。

スタッフも気合いが入ります
彼らはふざけていません。本当に寒くてどうしていいか分からないだけです。

ラストカット
ついに最後のカットにOKがでます。

長かった撮影の日々が遂に終わりとなりました。この日は本当にすがすがしい青空で、気持ちの良いクランクアップでした。

記念撮影
最後はみんなで記念撮影!!

と言うような感じで2005年9月から始まった、今思い返すと信じられないような日々は幕を閉じます。

…いや、閉じません。実はまだ撮影が終わっていないのです。まだメインキャストがクランクアップしただけで、残りわずかながら撮影すべきシーンが残っているのです。それは年が明けてと言うことになり、まさかの延長戦へ突入です。

「キヲクドロボウの作り方」では、皆様の質問お待ちしております。皆様の質問になるべく答える形で連載していこうと思いますが、答えられる質問と答えられない質問があります。大人の対応と言うことでご理解下さい。

ご質問はコメント欄。またはお問い合せフォームよりご応募下さい。
※コメント欄へのご質問時にはネタバレにご注意下さい。ネタバレコメントは削除させていただく場合があります。

すでに、ご覧になられた方。まだご覧になられていない方どちらの方でも大歓迎募集中です。CGに付いての質問はもちろん石田監督がお答えしますのでドシドシお寄せ下さい(無責任)。
| 23:18 | コメントを書く (0) | トラックバック (0) |
【短期連載】キヲクドロボウの作り方-009撮影中盤戦
コメントの方に、オーディションについてもっと詳しく書いて欲しいというご要望がありました。いったいどれくらいの男女比だったのかなど、少々調べる必要がありますので、その辺がまとまりましたら後日ご紹介させていただきます。
ご要望ありがとうございました!やる気出ます!

というわけでメイキング行ってみましょう。
実はこの中盤辺りから、やや写真が少なくなってきています。それはやはり撮影が厳しくなってきたからなのです。スタッフ総動員で撮影に挑んでいますのでなかなかデジカメで写真を撮っている時間がなくなってきているのです。

日付がとびとびですがあしからず。

■2005年10月4日
晴天
先日、雨で撮影できなかったロケ地ですが翌日はばっちりと晴れました。

しかし、海風がものすごく照明1台に対して1人つかなければ飛ばされてしまうような状態でスタッフが沢山いるにもかかわらず撮影が大変だったです。

また、安い照明なので明るさが足りなく、照明の都合で何度も役者さんに同じ演技をしてもらいました。

ここでの撮影は数日間ありました。かなり辛い現場だったのを覚えています。そして、千葉の五井という遠方での撮影だっため、移動時間もかなりかかり家に帰ったらすぐに寝るという日々でした。

ぐっすり
特に運転を任されている、加納さんとけいさくさんはとても大変だったと思います。この写真は加納さんの方です。

運転手を任される、加納さんやけいさくさんは撮影日が数日空いたりしない限り我が家で川の字で寝ておりました。二人ともいびきがうるさかったです。オレもかな?

■2005年10月10日
石田
無駄に男前なので監督だけじゃもったいないと言うことから役者をやらされるhaj。

hajが言うには、hajが役者をやったことでCGに関する指示を現場で出すことが出来ずこの場面は後で大変苦労したそうです。

やまけん荷物
いっぽうワタクシは無駄にコンパクトなんで荷物と一緒に輸送されてます。現場を出たら監督の扱いなんてこんなもんです。

■2005年10月25日
江戸川
車を止めてタロウとスラッシュが会話をすると言うシーンです。

会話中心なのですが、とにかくこの日は寒くて木村さんの口が回らずNGになることが多かった日です。「記憶保存技術」だとか「神経編成疾患」だとかややこしい単語を並べてすいませんでした。

■2005年11月4日
絵コンテ
私は撮影から変えると毎晩のように机に向かって次のシーンの絵コンテを描いておりました。これも全てクランクイン前にすませておかないから行けないわけですが…

この後ろでは加納さんが気持ちの良さそうな寝息を立てて寝ております。

■2005年11月7日
モーリー
森川椋可さんです。衣装担当のゆえちゃんが制作したドレスの仮あわせです。

稽古
また、この日は森川さん演じるオンナの登場シーンの稽古でした。
こんな感じで、撮影の合間にアクションの殺陣稽古があるのです。

指示を出す監督
一応の監督ですからそれなりにアクションに指示を出します。とはいえ基本的には和希さんと忍びの衆にお任せしていますのでアクション中の演技的な指示が中心です。

カメラもチェック
アクション稽古のときに、カメラを回してアングル探しや撮影計画を立ててしまいます。このとき加納さん達が撮影した映像を元に私が自宅でアクション絵コンテを仕上げます。

■2005年11月8日
記憶保存装置
社長の記憶を保存するための記憶保存装置のシーンです。

実は大道具さんにお願いしていた記憶保存装置の完成度が低かったので、最終的にCGを上からかぶせるという事になってしまいました。
あわててブルーシートを後ろに置いていますが焼け石に水の対応です。
大道具さんの問題ではなく、我々のチェックが甘かったために起こってしまたアクシデントでした。

まったく予定になかったCG追加だった上、ここのシーンのほぼ全てのカットというCG量にhajはとても苦労しておりました。すいませんでした。

命がけ
防犯カメラは天井に付いているのだと言うことで、天井の高さから撮影します。カメラも担当しているhajはここでも苦労していたわけです。ご苦労様です。

監督
私はと言えば、監督らしくモニターをのぞいて偉そうに指示を出すわけです。

ちなみにこのシーンで「モニター越しに偉そうなこといいやがって」というタロウの台詞があるのですが、自分自身に痛く突き刺さりました。ほんとすいませんでした。

集合写真
ここでの撮影は終了と言うことで記念撮影です。

■2005年11月9日
アクション
森川さんが稽古をしていたシーンの本番です。

本番では、地面がコンクリートと言うことで足下はすべるは、転ぶと痛いはで苦労しておりました。

セキュリティー総出演
セキュリティー隊員の皆さんが沢山登場したシーン。

実は伝達にミスがあり半数の役者さんが遅れてやってくるというハプニングが起こったのですが、このころは徐々にスタッフのチームワークも上がってきていたので適切に対応し、事なきを得ました。

もちろん、森川さんとセキュリティーの方々の稽古の成果もありスムーズに撮影が進んだことも上手くいった要因でしょう。

小山隊
セキュリティー隊長役の小山剛志さんのアニキっぷりと、隊長隊メンバーの団結っぷりは素晴らしく常に現場を笑いの渦に巻き込んでおりました。

セキュリティー車
どうしてもセキュリティー隊にハクを付けるために使いたかったベンツは劇中車としてレンタルしました。

我々の感覚から観ると、とても高かったのですが、レンタル会社さんにとってもサービスしてもらったので映画業界的に観たら破格のレンタル料だったかもしれません。ありがとうございました。

■2005年11月11日
また稽古
アクションシーンの撮影が終わったと思ったらまた次のアクションシーンに向けて殺陣の稽古です。

ここからアクションシーンが増えていき、正木さんと森川さんは大忙しになっていきます。

「キヲクドロボウの作り方」では、皆様の質問お待ちしております。皆様の質問になるべく答える形で連載していこうと思いますが、答えられる質問と答えられない質問があります。大人の対応と言うことでご理解下さい。

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すでに、ご覧になられた方。まだご覧になられていない方どちらの方でも大歓迎募集中です。CGに付いての質問はもちろん石田監督がお答えしますのでドシドシお寄せ下さい(無責任)。
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