近年、インテリアアイテムとして人気を集めているドライフラワー。生花と比べて手入れがほとんど不要で長く楽しめるうえ、どこかアンティークな雰囲気を演出してくれるのが魅力です。部屋に飾るだけで、おしゃれ度をぐっと引き上げてくれるため「手軽にワンランク上の空間を作りたい」という方にとっては欠かせない存在になりつつあります。
一方で、「風水的にドライフラワーはNGなのでは?」という声を耳にしたことがある方も多いのではないでしょうか。ドライフラワーが“枯れた花”として扱われたり、“陰の気をもたらす”と考えられたりすることがあるため、運気を下げるといったネガティブなイメージがつきまとう場合があります。
しかし、近年のインテリアトレンドや、個人のライフスタイル・価値観を考慮すると、ドライフラワーを飾ること自体をタブー視するのは少し時代遅れになりつつあるのも事実です。
この記事では、「風水は気にしないけど、なんとなく気になる」「実際はどうなの?」という方へ向けて、ドライフラワーと風水の関係性を整理しつつ、おしゃれに飾るためのアイデアを詳しくご紹介します。
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風水だけに捕らわれるのも精神的によくないですからね。
ドライフラワーは風水的にNG?過去と現在の考え方を解説
結論から言うと、
ドライフラワーは風水的にNGとしている部分が多かったものの、最近では使い方次第でプラスの運気に転じる場合もあるので、あまり「気にしないでいい」という意見が大部分を占めています。
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気にしないでいいと言われても内容が気になるって方はぜひ最後まで読み進めてくださいね!
そもそも風水とは?
風水は古代中国で生まれた環境学・地理学の一種です。“気”と呼ばれるエネルギーの流れを重視し、住まいや土地の選び方、家の間取りやインテリアの配置などによって運気が変わると考えられています。
一方、近年では「日当たりが良い部屋は快適」「湿度や温度管理は健康に良い」といった科学的な要素とも通じており、単なる迷信とは言い切れない部分も含んでいます。
ドライフラワーに対する風水の解釈は陰の気、気の流れを表す
伝統的な風水では、枯れた花や葉は生命力を失っているため「陰の気」を帯びるとされます。ドライフラワーは見た目こそ美しいものの、生花とは違って水分を失い“枯れた”状態には違いありません。
そのため「ドライフラワーを置くと運気が下がった」「家のエネルギーが滞る」といった懸念につながっているのです。つまり、風水において陰の気を嫌うという考えを強く信じているケースが多いようです。
加えて、ドライフラワーは湿気がこもるとカビの原因になりやすいため、衛生面でもマイナスイメージを持たれがちです。
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本来、ドライフラワーは風水的にNGとされていたけど、最近は変わってきています。
現代における風水の解釈はインテリアとしての役割や心理的な影響が強い
ただし、現代のインテリアやライフスタイルを考慮すると、必ずしも「ドライフラワー=NG」とは限りません。見た目が気に入っていて、空間が華やぐと感じるのであれば、それは心理的にプラスになる可能性があります。
ドライフラワーの色味や配置によって自分の気分が上がるなら、むしろそれが“運気を上げる”要素になるとも考えられます。
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ドライフラワーであっても、心理的にいいものであればプラスに働くというのが最近の考えです。
ドライフラワーと風水のバランス:取り入れ方のポイント
では、ドライフラワーをどう取り入れたらいいのでしょうか。
ここでは、風水を意識する場合と気にしない場合での取り入れ方を解説します。
風水を意識する場合のポイント:場所、色、組み合わせを解説
- 場所
風水では通気性の良い明るい場所を好むとされます。ドライフラワーを置くなら、風通しの悪いところよりも玄関やリビングの窓際などを選ぶと陰の気が溜まりにくいでしょう。
- 色
風水における色の持つ意味を少し取り入れてみるのも面白いでしょう。たとえば、黄色やオレンジは明るい運気を、緑や青は落ち着きや健康運を象徴するといわれています。
- 組み合わせ
ドライフラワーだけでなく、生花や観葉植物など“生”のエネルギーを持つ植物とも合わせることで、空間に動きが生まれ、陰と陽のバランスを取りやすいとされます。
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風水として取り入れるなら上記のポイントをおさえておくといいです。ドライフラワーをたくさん設置するよりもワンポイントで飾ったり、ほかの植物と調和させて飾ったりするとエネルギーも高まります。
風水を気にしない場合は好きなように楽しむ
一方で、風水を気にしない人にとっては、ドライフラワーの置き場所や飾る場所は「自分が心地よいかどうか」がすべてです。
インテリアのコンセプトや色づかいに合わせ、好きな花材を自由に選びましょう。ドライフラワーを見ていて癒やされるのであれば、それがすでに大きなプラス効果をもたらしてくれます。
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あまり気にしすぎても…という意見もありますからね!
気にしない場合は以下のポイントを意識してみましょう。
自分の直感や心地よさを信じてドライフラワーを活用する
ドライフラワーは、雑貨や家具との相性によって印象が大きく変わります。最終的には「飾っていて心地よい」「部屋の雰囲気が良くなる」と感じることが大切。
風水の考え方を取り入れるかどうかはあくまでも自分の価値観次第ですので、自分らしく楽しむことが最優先です。
運気を上げるためのプラスα:香り、光、音楽
空間を豊かに演出するには、視覚以外の五感を満たす工夫もおすすめです。
ドライフラワーに合わせてアロマディフューザーやキャンドルなどの香りを取り入れる、間接照明やキャンドルライトでふんわり照らす、リラックスできる音楽をBGMに流すなど、多方面から癒し効果を高めてみてください。
ドライフラワーをおしゃれに飾るためのアイデア
ここからは、具体的な「ドライフラワーの飾る場所」や「おすすめの組み合わせ」、さらに「種類別の魅力」を紹介します。風水の考え方を多少気にする人も、まったく気にしない人も、ぜひ参考にしてみてください。
飾る場所・置き場所の選び方:リビング、寝室、トイレ、玄関など
リビング
家族が集まり、来客をもてなすリビングは、インテリアの華やかさが求められる空間です。大きめの花瓶にドライフラワーをまとめて生ければ、部屋全体がおしゃれな雰囲気に。
複数の花瓶やバスケットを使って高さに変化をつけるのもおすすめです。
寝室
寝室に飾る場合は、目に入りやすいベッドサイドや棚に置くのが定番。ただし、あまりにボリュームが大きすぎると圧迫感を感じるかもしれません。
淡い色合いのドライフラワーをポイント使いすると、安らぎを与えてくれます。
トイレ
「トイレにもドライフラワーは置いていいの?」という疑問を持つ方は少なくありません。トイレは湿気が多い空間なので、ドライフラワーが傷みにくいように換気をしっかり行いましょう。
壁に小さなリースやスワッグを掛ける、棚に小ぶりの花瓶を置くなど、スペースに合わせて工夫すれば、おしゃれなアクセントになります。
玄関
玄関は家の顔ともいえる場所。来客が最初に目にする空間なので、小さめのスワッグやリースで爽やかな印象を演出してみましょう。
玄関先に飾ることで、外からの埃や湿気が溜まりにくいというメリットもあります。
飾り方のアイデア:花瓶、リース、スワッグ、フレーム
花瓶にまとめて飾る
シンプルなガラス製やアンティーク調の花瓶を使えば、どんなインテリアにも馴染みやすいです。デザインやサイズ違いの花瓶を並べ、複数のドライフラワーを組み合わせると、一気に上級者感がアップします。
リースやスワッグ
ドアや壁に掛けるスタイルのドライフラワーは、手作り感や季節感を演出するのにぴったり。家族や友人にプレゼントとして贈るのも喜ばれます。
フレームに入れる
お気に入りの花を押し花にしてフレームに入れたり、立体的なアートフレームに飾ったりすると、アート作品のような存在感を放ちます。写真とのコラージュにしても素敵です。
おすすめのドライフラワー:ミモザ、ユーカリ、アジサイ、ラベンダー
- ドライフラワー ミモザ
鮮やかな黄色い小さな花が特徴的。春先に生花を入手してからドライにすると、独特のふんわりとした質感を長く楽しめます。黄色は風水的に金運や明るい運気を呼び込むとも言われており、部屋がパッと華やぐのが魅力です。
- ドライフラワー ユーカリ
クールなグリーンが映えるユーカリは、シンプルなインテリアや北欧テイストの部屋によく合います。葉の形や色合いがさりげなくおしゃれで、他のドライフラワーとの相性も抜群。清涼感ある香りが残る点も人気の理由です。
- ドライフラワー アジサイ
アジサイは品種や色が多彩で、ドライフラワーにすると独特のグラデーションが楽しめるのが特徴です。大ぶりな花が存在感を放つため、メインの花材としても使いやすいでしょう。アンティーク感のあるインテリアに合わせると、ぐっと雰囲気が高まります。
- ラベンダー
ほのかな香りが人気のラベンダーは、リラックス効果を求める方におすすめ。小束にまとめてスワッグにすれば、ナチュラルな風合いを楽しめます。寝室に飾ると心地よい眠りをサポートしてくれるかもしれません。
インテリアとのコーディネート:家具、雑貨、照明
ドライフラワーをより魅力的に見せるためには、部屋全体のカラーコーディネートにも注目してみましょう。ナチュラルテイストの家具には、ホワイトやベージュ系の花材がよく合います。
アンティーク調の雑貨が好きな方は、ドライフラワー自体に少し茶色がかった落ち着いた色を選ぶとまとまりやすいです。また、間接照明で柔らかく照らすと、ドライフラワーの立体感や影が生かされ、雰囲気がぐっとアップします。
まとめ:ドライフラワーで自分らしい空間作りを
この記事のまとめです。
- ドライフラワーは枯れた状態ならではのアンティークな風合いと手軽さが魅力である。
- ミモザ、ユーカリ、アジサイ、ラベンダーなど種類ごとに個性があり、飾り方によって雰囲気を変えられる。
- 風水的には「陰の気を溜める」とされがちだが、現代では一概にNGとは言い切れない。
- 自分の好みやリラックス効果を優先するスタンスも増えている。
- リビングや寝室、トイレや玄関など置き場所を変えると空間の印象が大きく変わる。
- 花瓶、スワッグ、リース、フレームなど豊富な飾り方でインテリアを彩れる。
- 風水を意識するなら通気や色の選び方、生花との組み合わせなどで陰の気を緩和できる。
- 運気が下がったと感じる場合は配置や花材を見直して改善を図るのがおすすめである。
- ドライフラワーは自由な発想で取り入れることで、おしゃれと癒やしを同時に楽しめるアイテムである。
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