理学療法士のセカンドキャリアについて気になる!
このように思った事はありませんか?
この記事では、理学療法士のセカンドキャリアについて、具体的な職業を7つ紹介します。
また、50代から別の道はあるのかなど年代別でも解説するので、理学療法士としてのセカンドキャリアでお悩みの方はぜひ参考にしてください。
それでは、まずはじめに理学療法士のセカンドキャリアを7つ紹介します。
理学療法士のセカンドキャリア9選!
理学療法士としての経験を活かして、新たなキャリアに挑戦したいと考えている方に向けて、ここでは、理学療法士におすすめのセカンドキャリアを9つご紹介いたします。
これらの選択肢は、あなたの専門知識やスキルを活かしつつ、新たな分野での活躍が期待できるものです。
難しいものもありますが、挑戦する価値はありますよ
紹介するのは以下の9つです。
・医師:ハードルは高いがなれない事はない
・ケアマネージャー:知識や経験を活かせる
・福祉用具の業者:提案される側から提案する側へ
・健康コンサルタント:健康のアドバイザーのプロに
・医療セールス:持ち前のトーク力を活かせる
・トレーナー:フィットネスやジムで専門知識を活かす
・アプリ開発:リハビリに役に立つアプリを開発する
・教員:後輩を育成する側へ
・開業独立:自由を手にするために開業を
1. 医師
理学療法士の知識と経験をさらに深めたいならば、医師への道があります。
医師になることで、より広範な診断や治療が可能となり、患者さんに対して包括的なケアの提供が可能です。
医師になるためには医学校に進学し、医師国家試験に合格する必要があるため、難易度は高め。
とはいえ、リハビリの知識を持った医師は必要とされるはずです。
知識はあっても医学校・医師国家試験に合格するのは至難の業…
2. ケアマネージャー
ケアマネージャーは、高齢者や障がい者のケアプランを作成し、適切な介護サービスを提供する役割を担います。
理学療法士としてのリハビリテーションの経験が、利用者のニーズを的確に把握し、最適なケアプランを立てる際に大いに役立つはずです。
ケアマネージャーになるためには、一定の経験と資格取得が必要ですが、その過程で得られる知識とスキルは非常に価値があります。
理学療法士とのダブルライセンスとしてもおすすめ!
理学療法士からケアマネジャーへ転身する方も多いです。
3. 福祉用具業者
福祉用具の販売やレンタルを行い、利用者の生活をサポートする仕事になります。
理学療法士であれば少なからず関りが多い職業ですよね。
理学療法士の視点から適切な福祉用具の選定や使用方法のアドバイスができるため、利用者にとって非常に有益です。
この分野では、販売技術やビジネススキルも磨かれます。
対象となる患者さん・利用者さんにとっては理学療法士の資格を持った福祉用具業者の方はとても信頼がおかれるはずです。
4.健康コンサルタント:
健康やフィットネスに関するアドバイスを提供し、個人や企業に対して健康管理プランを作成する仕事です。
健康維持や病気予防、ライフスタイルの改善をサポートすることで、より多くの人々の健康に貢献できます。
理学療法士としての知識を活かし、具体的なエクササイズや生活習慣の提案が可能です。
イメージが沸きにくい仕事ですが、知識を活かせる仕事のひとつですよ!
5.医療セールス(MR)
医療機器や薬品の営業を担当し、医療機関や医師に対して製品の紹介や販売を行います。
理学療法士の医療知識を活かし、製品のメリットを専門的に説明できる点が強みです。
営業職としてのコミュニケーションスキルやマーケティング知識も重要になります。
契約を得た場合のインセンティブがあったりもするので、収入を得たい方にはおすすめです。
営業職にはなりますが、PTよりは高収入なのが嬉しいポイント
6. トレーナー
スポーツやフィットネス分野でのトレーナーとして、運動指導やリハビリを提供します。
理学療法士としての身体の知識やリハビリ技術が、利用する方のの運動能力向上や怪我の予防に役立つはずです。
個別指導からグループセッションまで、多様な形態で活動できます。
自分自身も鍛えたい方、運動に関わる仕事をしたい方にはおすすめ
7. アプリ開発
リハビリやフィットネスに関連したアプリの開発に携わることも可能です。
理学療法士の専門知識を取り入れたアプリは、ユーザーにとって非常に有益であり、健康管理やリハビリの効果を高めることができます。
プログラミングやデザインの知識を身につけることで、この分野での活躍が期待されます。
少しハードルが高いですが、収入アップが見込めます
8. 教員
大学や専門学校で理学療法やリハビリテーションに関しての教育者にもなれます。
次世代の理学療法士を育成し、実務経験を生かして現場のリアルな情報を学生に伝えることが可能です。
後輩の育成に携わりたいと考えている方にはおすすめの分野になります。
学校の先生に憧れている方はぜひチャレンジしてみてね
9. 開業・独立
訪問看護ステーションやデイサービス事業など、理学療法士の資格者が開業する事も多くなっています。
事業が波にのれば収入アップが見込めますし、理学療法士が経営者として羽ばたいていく方法のひとつです。
知識や一定の開業資金が必要にはなりますが、チャレンジ精神が大きい方は開業について調べるところから始めてみてください。
理学療法士が未経験の職種で成功するためのポイント
ここまで、理学療法士としてのセカンドキャリアについて解説しました。
一方で、理学療法士としてのキャリアに限界を感じている方もいるかもしれません。
例えば以下のような例があります。
・あまり理学療法士を突き詰めても成功できるとは思えない
・そもそも研修会に参加するだけの余裕(時間・お金)がない
・50代以降も理学療法士を続けるのは体力的に不安
理学療法士のキャリアに不安を抱いている方は、理学療法士以外の職業への転職を検討する方もいるでしょう。
とはいえ、理学療法士として働いてきて、未経験の職種で成功できるかどうか不安ですよね。
そこで、理学療法士が未経験の職種で成功するためのポイントを紹介します。
ステップ1: 自己分析と目標設定
自己分析
- 自分の強みやスキル、興味を理解しましょう。例えば、過去の職務経験や趣味、特技を振り返ります。
- 自分がどのような仕事に向いているのか、どのような環境で働きたいのかを考えます。
目標設定
- 転職先の業界や職種を具体的に決めます。例えば、「IT業界のエンジニアになりたい」などです。
- その職種に必要なスキルや資格をリサーチし、具体的な目標を立てます。
ステップ2: 必要なスキルや知識を学ぶ
リサーチ
- 目指す職種に必要なスキルや知識を調べます。例えば、インターネットや書籍、業界のセミナーなどを活用します。
学習
- オンラインコースや専門学校に通い、必要なスキルや知識を習得します。無料のオンラインリソースも多く存在します。
実践経験
- インターンシップやボランティア、プロジェクトに参加して、実際にその職種での経験を積みます。
ステップ3: 履歴書と職務経歴書の準備
履歴書の作成
- 未経験でも応募できるよう、自己PRや志望動機を工夫して書きます。特に、過去の経験が新しい職種にどう活かせるかを強調します。
職務経歴書の作成
- 過去の職務経験や学んだスキルを具体的に記載します。特に、新しい職種に関連する経験やスキルをアピールします。
ステップ4: 求人情報の収集と応募
求人情報の収集
- 転職サイトや求人掲示板、SNSを活用して、目指す職種の求人情報を収集します。
- ネットワーキングを活用し、知人や業界のプロから情報を得ることも重要です。
応募
- 複数の求人に積極的に応募します。特に、未経験者歓迎の求人を中心に探します。
ステップ5: 面接対策
模擬面接
- 友人や家族に協力してもらい、模擬面接を行います。自己紹介や志望動機を練習しましょう。
企業研究
- 応募先の企業について詳しく調べ、その企業の求める人材像や価値観に合わせた回答を準備します。
ステップ6: 内定後の準備
職場の雰囲気に慣れる
- 新しい職場の文化や雰囲気に早く慣れるために、事前に会社の規則やチームのメンバーについて学びます。
自己研鑽
- 内定後も継続してスキルや知識を磨き、即戦力として活躍できるよう準備します。
転職は大きなチャレンジですが、計画的に準備を進めることで成功に近づけます。
年代別で理学療法士のセカンドキャリアを考える
今回、ピックアップする年代は、「30代」「40代」「50代」です。
それぞれの年代において考え方が変わってくるため、ぜひご自身の年代に合わせて考えてみてください。
30代の理学療法士は計画的に動く
30代の理学療法士は、職業経験が豊富になり始める時期です。この年代では、多くの理学療法士が専門性を深めるためのキャリアアップや、新たな挑戦を考え始めます。
例えば、特定の分野での専門認定を取得したり、リーダーシップやマネジメントスキルを身に付けるための研修やセミナーに参加したりすることが考えられます。
また、独立開業を目指すための準備を始めたり、教育や研究の分野に進出することも一つの選択肢です。この年代では、自分の将来像を具体的に描き、それに向かって計画的に動くことが求められます。
一方で、給与が変わらず思い悩む理学療法士が多いのもこの年代です。30代の転職活動も決して遅くはありません。ある意味、さまざまな経験をしている30代の理学療法士は、即戦力として求められるため、転職もしやすいです。
40代の理学療法士はキャリアを築き上げる
40代の理学療法士は、職業人生の中で最も充実した時期にあります。この年代では、既に築き上げたキャリアを基に、更なる成長や転換を図ることが多いです。
多くの理学療法士が管理職やリーダーシップの役割を担うようになり、組織全体の運営や戦略に関わる機会が増えます。また、教育者として若手の指導に力を入れたり、地域社会への貢献を目指すことも考えられます。
この時期には、自分のキャリアに対する満足度や長期的なビジョンを再評価し、新たな挑戦や転職を検討することも重要です。
これまでの経験を活かして、独立開業を目指すのもこの時期になります。
50代の理学療法士は
50代の理学療法士は、豊富な経験と知識を持つベテランとしての存在感が際立ちます。
この年代では、これまでのキャリアを総括し、次のステージに進むための準備をする時期です。
定年後の生活を見据え、セカンドキャリアとしての選択肢を広げることが求められます。例えば、退職後も現役を続けるために非常勤や契約社員として働く、あるいは自身の経験を活かして執筆活動や講演活動を行うことなどです。
また、ボランティア活動や地域貢献活動を通じて社会に還元することも大切。
50代は、自分のライフワークバランスを見直し、健康管理にも注意を払いながら、豊かなセカンドキャリアを築くための重要な時期になります。
理学療法士のセカンドキャリア例
ここでは、実際に理学療法士がセカンドキャリアとして転職した例をあげてみます。
メディカルライターとして転職に成功した例
理学療法士のAさんは自身の強みである医学的知識と文章力を活かし、メディカルライターとしてのキャリアを目指すことにしました。
最初は副業として挑戦していたようです。
メディカルライターとして活動を開始し、最初は小さなプロジェクトやブログ記事から始め、徐々に医療雑誌やウェブメディアに記事を寄稿するようになりました。
自身のブログも開設し、リハビリテーションや健康に関する記事を定期的に更新しました。
医療系メディアに応募し、現在は医療系ライターとして働いています。
リハビリ特化型のデイサービスを開業した例
Bさんは、理学療法士として15年以上の経験を持ち、高齢者のリハビリテーションを専門にしてきました。
現場での経験を通じて、高齢者がもっと手厚いケアを受けられる場所が必要だと感じるようになり、デイサービス事業を開設することを決意しました。
はじめは小さな事業からでしたが、徐々に事業を拡大し、現在は10年で10事業を扱う会社の社長になっています。
理学療法士のセカンドキャリアは自ら手にするもの
この記事では、理学療法士のセカンドキャリアについて解説しました。
理学療法士を追求していって、学びを深めていけば、
・大学教授
・管理職
・起業
といった理学療法士でも勝ち組と呼ばれる領域に達する事ができます。
とはいえ、理学療法士を極める事、理学療法士を続けていく事に限界を感じている方も多いはずです。
その場合は、理学療法士として年代別に今はどういった時期であるのかを理解し、
理学療法士以外の職種に転職するのであれば、自己分析や準備が必要になります。
理学療法士のセカンドキャリアとは難しさもありますが、これからの時代は自ら動いて行動する人が順風満帆な生活を送れるはずです。
あなたも今から理学療法士のセカンドキャリアについて考えてみてくださいね。
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