病院以外に転職したい!
このように思っている方は多いのではないでしょうか。
私は病院勤務は12年で、その後介護業界へ転職をしました。
理由はさまざまであれ、病院だけが理学療法士の働く職場ではありません。
この記事では、理学療法士の転職先として、病院以外にどのようなものがあるのか解説します。
転職経験がない方でも、簡単に解説しているので安心して読み進めてくださいね。
理学療法士が活躍する病院以外の働き方7選
ここでは、理学療法士が活躍できる病院以外の職場を7つ紹介します。
介護保険施設(デイサービス・介護老人保健施設・ショートステイ・特別養護老人ホームなど)
介護保険関連の施設では、機能訓練指導員として高齢者のリハビリを担当します。
身体機能の維持・向上を目指し、個別のプログラムを作成し実施します。
高齢者を支えていきたいと考えている方にはおすすめの職場です。
・高齢者の生活を支えていきたいと考えている方
・多様な働き方をしたい方
・コミュニケーションが得意な方
訪問看護ステーション(訪問リハビリ)
自宅でのリハビリを提供する訪問リハビリは、利用者の生活環境を考慮したアプローチが求められます。
利用者との信頼関係を築きやすいのが特徴です。
また、家庭での生活状況を直接観察できるため、より具体的なリハビリ計画を立てることができます。
病院経験がある方は、その経験が活かしやすい職場環境です。
・利用者の生活に密接したリハビリを提供したい方
・利用者の生活を支援する仕事がしたい方
・収入を上げたい方
一般企業(異業種への転職)
理学療法士は福祉用具や住環境にも強みがあります。
理学療法士から福祉用具メーカー、マットレスのメーカーなど、異業種へ転職する方も多いです。
企業側も専門職である理学療法士が転職してくるのはウエルカムなので、リハビリ以外の仕事を考えている方は候補として挙げてもいいでしょう。
一般企業は医療職のように診療報酬による縛りがないため、年収アップが見込めます。
・リハビリ以外の仕事をしたい方
・キャリアアップをしたい方
・収入を上げたい方
スポーツ関連(フィットネス・インストラクター・アスレティックトレーナーなど)
アスリートやスポーツ愛好者を対象に、ケガの予防やパフォーマンス向上を目指したトレーニング指導を行います。
ピラティスやヨガなどの講師になり、起業する方も多いです。
理学療法士としての知識が活かせる働き方であり、大きなキャリアアップが見込めます。
・理学療法士の知識を活かして幅広い分野で働きたい方
・ピラティスやヨガの講師として働きたい方
・スポーツチームの一員として働きたい方
教育機関
学校や専門学校で、理学療法士を目指す学生に対する教育を行います。
教育者としての役割に加え、最新の知識や技術の習得が必要です。
教えることで自身の知識も再確認でき、理学療法士としての成長が期待できます。
・学校の先生に憧れていた方
・学生指導が得意な方
・教育に携わりたい方
研究機関
リハビリテーションに関する研究を行い、新しい治療法や技術の開発に携わります。
理論的な知識と実践的なスキルが求められます。
研究活動を通じて、リハビリテーション分野の発展に寄与する事が可能です。
・臨床よりも研究が好きな方
・論文を書く、読むのが好きな方
・高収入を目指したい方
フリーランス
理学療法士から起業家へ転身する方もいます。
整体院やデイサービス事業など、知識と経験を活かして起業する方法です。
そのほか、理学療法士として働きながら副業を行い、副業が本業と変わるパターンもあります。
自由な働き方ができるのが最大のメリットです。
・自由な働き方を求めている方
・企業したい方
・理学療法士以上の収入獲得に挑戦したい方
理学療法士が病院以外で転職先を探す方法(転職サイトの活用)
ここからは、理学療法士が病院以外で転職先を探す方法について解説します。
ステップ①:転職サイトへ登録する
一般的にはハローワークを中心に探すといいです。一方で、求人は常に更新されており、日々チェックする事が求められます。
おすすめは、転職サイトに登録しておくことです。
転職サイトだけが取り扱う求人に出会える場合もありますし、多種多様な求人情報を閲覧できます。
自分に合った求人を見つけるためには、複数の転職サイトを活用するとより効果的です。
特に、理学療法士専門の転職サイトを利用すると、より適した求人情報を得ることができます。
ステップ②:転職アドバイザーに希望の働き方を伝える
転職のアドバイザーに希望の働き方・分野などを伝えておくことで、求人が出た際に教えてもらえます。
ここでは、アバウトな条件よりも、より明確な希望を伝えるといいです。
・年収(給与、ボーナス)
・年間休日
・病院、訪問リハ、デイサービスなど働きたい分野
・勤務形態(常勤なのかパートなのか)
・勤務地(通勤時間が何分以内か)
より詳細であるとマッチしにくい事もありますが、希望に沿った求人を紹介してもらえるはずです。
ステップ③:見学に行く(面接に行く)
転職サイトにより、求人先とマッチした場合、まずは見学に行きましょう。
事前に見学しておくと働き方のイメージがしやすいです。
この職場しかない!と強い気持ちががある場合や、見学と面接を同時に依頼される場合などは、迷わず面接に挑みましょう。
そのために、ある程度の準備をしておくことが大切です。
このように、比較的スムーズに転職が進みやすいのは転職サイトへの登録です。
転職を考えている方は、ぜひチェックしてみてください。
病院以外で働く理学療法士のメリットとデメリット
理学療法士としてのキャリアを考えるとき、多くの人は病院での勤務を思い浮かべるはずです。
しかし、理学療法士のスキルを活かせる職場は病院だけではありません。
現在は多くの分野で理学療法士は活躍しています。
理学療法士が病院員外で働くにあたってどのようなメリットがあるのか、またはデメリットがあるのか気になる方もいると思います。
そこで、ここでは病院以外で働く理学療法士のメリット・デメリットを簡単に紹介します。
理学療法士が病院以外で働くデメリット
理学療法士が病院以外で働くにあたってデメリットとなるのは以下の2点です。
理学療法士が病院以外で働くメリット
理学療法士が病院以外で働くメリットは以下の2点です。
このように病院には病院のメリット・デメリットがあるように、病院以外で働くのにもメリット・デメリットが存在します。
理学療法士の私が病院以外の職場へ転職した経験談
ここでは、実際に病院以外の職場へ転職した私の経験をお話しします。
かなり端折っているので、興味がある方は参考にしてください。
12年務めた病院を退職
私は12年間、総合病院で理学療法士として働きました。
給与や年間休日、職場環境など満足していましたが、
患者さんの退院後の生活がどうなっているのか、
その後は元気でいるのかなど気になるようになりました。
そこで、思い切って長く務めた病院を離れ、介護保険分野への転職を決めました。
介護保険分野への転職(ショートステイ勤務)
介護分野で就職したのはショートステイでした。
ショートステイは短期入所にはなりますが、在宅と老人施設の間のような役割を示します。
ショートステイでは機能訓練という名で、リハビリを行います。
結論を言うと、ショートステイは病院勤務の経験がすごく活きる職場でした。
現在は訪問看護ステーション
現在は訪問看護ステーションの理学療法士として、訪問リハビリを提供しています。
正直言って、在宅リハ分野は非常におすすめです。
希望だった病院を退院後、患者さん(利用者さん)がどのように生活しているのかを知る事ができました。
今後もこの分野でやりがいを持って働いていこうと思っています。
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上記記事では、理学療法士が勝ち組になれる職場などの紹介もしているよ!
気になる方はぜひ見てみてくださいね。
病院以外で給与が高いおすすめの職場
最後に、給与の面だけで考えてみましょう。
理学療法士が働くうえで、病院以外で給与が高いと思われるものを並べてみました。
・起業する(ジム、整体院、訪問看護ステーションなど)
・研究機関(大学職員)
・一般企業(異業種)
・訪問看護ステーション
まず稼ぎの上限がないのは起業です。事業が波にのれば、多くの利益を得る事ができます。
また、大学など研究機関に属すると高収入である場合が多いです。
一般企業は業種によっては高収入ですが、一方で病院よりも収入が下がる場合があります。
おすすめなのは訪問看護ステーションです。
病院での知識・経験が活かせますし、インセンティブを導入している訪問看護ステーションでは、病院以上の収入が得られる可能性もあります。
給与だけで考えても、理学療法士が病院以外で働くメリットは多いです。
理学療法士は病院以外でも活躍できる!
この記事では、理学療法士が病院以外で働く事について紹介しました。
まとめると、
病院以外での転職を考えると
・介護保険分野(デイサービス、老人保健施設、ショートステイ、老人ホーム)
・一般企業
・スポーツ関連分野(ジム、フィットネス)
・訪問看護ステーション
・教育機関
・研究機関
・フリーランス
など、さまざまな活躍できる分野があります。
転職するには転職サイトへの登録がおすすめです。
簡単に手順をおさらいします。
・ステップ①:転職サイトへ登録(複数から3つくらいを目安に登録)
・ステップ②:転職アドバイザーへ希望の条件を伝える
・ステップ③:求人とマッチすれば、見学・面接へ行く
スムーズな転職を望むなら転職サイトの活用も考えてみてくださいね。
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