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「理学療法士としては生活できない」と感じたらやるべき事を解説

理学療法士は生活できない

このような意見を目にした事はありませんか?

または、そのように感じている方もいるかもしれません。

じょにー

実は私もその一人!

理学療法士として生活できないという意見は本当か?

この記事で解説します。

目次

理学療法士が生活できないと言われている理由

理学療法士としての仕事はやりがいがある一方で、生活が成り立たないと感じる人も少なくありません。以下に、その理由を詳しく解説します。

理由①: 給与が低い

理学療法士の初任給は一般的に月収20万円前後です。これは、他の医療専門職に比べると低めの水準です。例えば、看護師の初任給は地域によりますが、理学療法士よりも高いことが多いです。

特に都市部では、家賃や物価が高いため、生活費がかさみます。例えば、東京都内での生活を考えると、家賃だけで月々10万円以上かかることも珍しくありません。

このため、初任給だけでは生活が苦しいと感じることが多いのです。

また、地方では生活費が安い反面、給与水準も低く設定されていることが多いため、必ずしも経済的に余裕があるとは言えません。

結果として、生活の質を維持するためには、共働きや副業が必要になることがあります。

理由②:昇給が少ない

理学療法士の昇給率は低めであり、長年働いても給与が大幅に上がることは少ないです。これは、理学療法士の職場環境が原因となることが多いです。

多くの病院やクリニックでは、予算が限られているため、従業員に対して大幅な昇給を提供することが難しいのです。

さらに、理学療法士のキャリアパスが限られていることも、昇給が少ない理由の一つです。管理職や専門職に昇進する機会が限られているため、多くの理学療法士は現場での業務に留まることになります。

これにより、給与の上昇も限られたものとなります。

理由③:福利厚生が不足

勤務先によっては、福利厚生が充実していない場合があります。例えば、住宅手当や交通費補助がない、扶養手当がないなどです。

これは特に中小規模のクリニックや介護施設で働く理学療法士に多い問題です。

住宅手当がない場合、家賃の全額を自己負担しなければならず、都市部で働く場合は特に負担が大きくなります。

交通費補助がない場合も同様で、通勤費が自己負担となり、毎日の交通費が大きな負担となります。

このような理由により、貯金を切り崩す必要が出てきたり、旅行に出る機会が軽減したりすることも多いです。

理学療法士の生活レベルは?

理学療法士の生活レベルは、給与だけでなく、様々な要因によって影響されます。以下では、その具体的な要因について詳しく説明します。

給与と待遇

まず、給与と待遇に関して考えてみましょう。

先ほど述べた通り、理学療法士の給与は他の医療職と比較しても、また一般企業の男性と比較しても低い水準にあります。

初任給:理学療法士の初任給は、一般的に月収20万円前後です。これは他の医療職と比べてやや低い水準にあることが多いです。
年収:経験を積むことで年収は増加しますが、その増加幅は大きくありません。平均的な年収は350万円から450万円程度です。これは、経験を積むことで専門性が高まる一方で、昇給があまり大きくないためです。
昇給:理学療法士の昇給率は低めです。長年働いても、給与が大幅に上がることは稀です。昇給が少ない原因の一つには、職場の予算制約やキャリアパスの限界があります。

給与と待遇を考えた場合、一般企業男性の水準に届いていないのが現状です。

生活費とのバランス

理学療法士の生活を、生活非のバランスで考えてみましょう。

都市部 vs 地方でどう違う?

都市部では生活費が高く、家賃や物価も高いです。そのため、同じ給与でも都市部では生活が苦しいと感じることがあります。例えば、東京都内では家賃が高く、交通費もかさみがちです。

地方では生活費が低く、家賃も比較的安いため、同じ給与でも余裕を感じやすいです。地方であれば、住宅費や日常の出費を抑えられるため、経済的な負担が軽減されることが多いです。その反面、地方では給与水準が下げられている場合が多く、相対的な生活レベルは同じと言えます。

家族構成はどんな感じ?

独身か家族持ちかによっても、生活の余裕度は変わります。独身の場合、食費や生活費は比較的低く抑えられますが、家族がいる場合は教育費や医療費などの負担が増えます。

例えば、子供の教育費や家族の医療費は、家計に大きな影響を与えることがあります。どの職業でも言える事ですが、理学療法士の場合、夫婦共働きしないと2人、3人と子供を育てるのは難しいです。

労働環境

理学療法士は一般的に日勤帯の仕事になる事がほとんどです。そのため、規則正しい生活を送りやすいと言えますが、最近では早出・遅出・夜勤など職場によっては必要になる場面もあります。

時代の変化とともにそういった場面が増えてくると、身体的・精神的なストレスが増え、生活の質が低下することがあります。

勤務時間が規則的で、休暇が取りやすい職場では、生活の質が向上しやすいです。例えば、完全週休二日制や有給休暇がしっかり取れる職場では、プライベートの時間を確保しやすくなります。

理学療法士として生活していくための方法を提案

ここからは理学療法士として生活していくための方法を提案します。

理学療法士だから生活できないと考えるのではなく、工夫すれば収入アップも期待できます。

ぜひ参考にしてください。

方法①:副業やフリーランスとしての活動を視野に入れる

副業をする事やフリーランスとしての働き方も可能です。

たとえば、以下のような可能性があるものの、よりその道を極めて専門家になる必要があります。

具体例は以下の通りです。

①:オンラインコンサルティング

理学療法士としての知識と経験を活かして、オンラインでの理学療法指導や健康アドバイスを提供することができます。特に、リモートワークの普及に伴い、オンラインでの健康相談やリハビリ指導の需要が高まっています。自宅で仕事ができるため、移動時間や費用を節約できる点もメリットです。

②:スポーツチーム契約

アスリートやスポーツチームと契約し、専属の理学療法士として働くことも一つの方法です。スポーツ分野では理学療法士の専門知識が高く評価されるため、報酬も比較的高めに設定されることが多いです。

副業はさまざまな種類があるものの、結果を出すまでに時間がかかります。

オンラインコンサルやスポーツチームの契約は病院や施設で働く理学療法士よりも給与水準は高いと考えられますが、実際にはその道のプロを目指さないと難しいです。

そこから飛躍して起業・フリーランスになる事も可能です。

方法②:資格取得やスキルアップで強みを身に付ける

さきほど紹介したオンラインコンサルティングなどは、知識を必要とし、実際にその道で働いていくには少しハードルが高いです。

その場合、以下の事を試してみてください。

①:専門資格の取得

呼吸療法士や運動療法士など、特定の分野に特化した資格を取得することで、専門性を高めることができます。これにより、専門分野での評価が高まり、高収入のポジションに就くチャンスが増えます。

②:勉強している姿勢を示す

最新の技術や知識を習得するために、定期的にセミナーや研修に参加することも重要です。最新の治療法やリハビリ技術を学ぶことで、職場での評価が上がり、昇給や昇進の機会が増えます。

じょにー

知識を付けたからといって給与が上がるわけではありません。一方で…

資格を取得したり、まじめに勉強している姿勢を示したりすると、職場内での評価が上がり給与アップに繋がる可能性があります。

または、給与アップのための転職にも有利に働く場合が多いです。

方法③:キャリアチェンジや転職

給与が低くて生活できないと感じているのであれば、キャリアチェンジや転職を視野に入れるといいです。

理学療法士の知識を活かして、近い分野に転職できます。

また、理学療法士養成校への就職で高収入を手にする場合もあるのでチェックしてみてください。

①:医療機器メーカーや製薬会社への転職

理学療法士の知識を活かして、医療機器メーカーや製薬会社で働くことも一つの選択肢です。営業や技術サポート、トレーナーなど、理学療法士の専門知識が求められるポジションが多く存在します。

②:教育やマネジメント分野への進出

教育機関での講師や、医療施設のマネジメント職を目指すことも検討できます。教育分野では、理学療法士の経験を活かして次世代の理学療法士を育成する役割を担うことができます。マネジメント分野では、施設運営やスタッフ管理のスキルを磨くことで、より高いポジションに就くことができます。

4. 生活費の見直し

生活に直結するのは生活費です。

給与を上げるためには転職など少しアクションを起こす必要があります。

今の職場を離れたくない…と考えている方は、生活費の見直しから始めてみましょう。

家計の見直し

日常生活での支出を見直し、節約を心がけることも重要です。例えば、無駄な買い物を減らし、必要なものだけを購入するようにすることや、電気代やガス代などの光熱費を節約する方法を考えることが挙げられます。

引っ越しの検討

生活費の安い地域に引っ越すことで、経済的な負担を軽減することができます。特に都市部では家賃が高いため、少し郊外に移るだけでも大きな節約効果が期待できます。

理学療法士として生活している私の意見

じょにー

理学療法士としての生活は正直、満足いかない

率直な意見として、そう思います。

理学療法士はやりがいがあって楽しい仕事ですが、貰える対価は低いなと感じます。

そう思っている方は多いのはないでしょうか。

思い切って異業種の転職も考えましたが、理学療法士として長くやってしまうと意外と別の業種って難しかったりするんですよね。

私が行った生活を改善する方法としては以下の通りです。

①:転職する

収入を上げるには、転職する事が最善です。少しでもいい条件のところ、働きやすいところを探して動くのが収入を上げていくコツになります。

②:NISA(投資)をする

将来を見据えて、NISAを始めてみるのもいいと思います。投資できる額は、家庭によってさまざまですが、現状NISAの動きを見てると利益幅が大きく、将来への投資としてはかなり強いなと感じます。

③:保険、ローンなど見直す

当たり前ですが、自分自身や家族が入っている保険やローンなどの見直しは重要です。支出を少しでも減らす事で、生活費の改善が見込めます。

何か困ったことがあればぜひ聞いてくださいね。

理学療法士は生活できないのと考えるかはあなた次第

ここまで、「理学療法士は生活できない」という点について解説しました。

現状で生活できない事はないと断言します。

とはいえ、給与は比較的低く、生活の質としては贅沢ができる暮らしではありません。

理学療法士として生活を豊かにしていくには、以下の記事も参考にしてみてください。

転職に関していうと、私の経験をお話しできるので、困った方はぜひご相談ください。

InstagramのDMだとすぐに気付くと思います。

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この記事を書いた人

理学療法士14年目|病院から介護事業所へ転職し自由度が広がる|副業で前職の年収を超える|理学療法士でも勝ち組になれる|転職経験を発信し、転職で悩む人をゼロに

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